天上航路
(Eight Days In Tibet)

 
 
 
ポタラ宮
  空港から市内に向かうバスの中からコレが見えたときは感動しました。おぉ、ついにチベットに来たんだ・・・。
  中には絢爛豪華な仏像とか霊塔が沢山鎮座しています。チベットでは政治と宗教は一体です。エレベータとかエスカレータとかといった無粋なものは存在しないので、頂上まで歩いて上がらないといけません。高度3800メートルということもあり、結構息が切れます。
 
五体投地
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  ポタラ宮に向かって五体投地で祈る人々。五体とは身体の両手、両膝、額を意味し、これを地に付け、平伏して祈ります。
  妙に人通りが多いのは、ポタラ宮を周るコルラの巡礼者が多いからだと思われます。時々見える、マニ車をくるくる廻しながら歩いている人がそうでしょう。本来これは経を読むのと同じ修行のはずですが、何だか楽しそうです。
 
祈る人々
  ラサの中心にあるジョカン寺の前で、祈る人々。
  ここでもチベタンは、当然のように五体投地で祈っていました。
 
セラ寺
  ラサ郊外にあるセラ寺から見た山と空。
  今さらながら思う。なんて青い空。
 
セラ寺
  同じくセラ寺の一角から見上げた空。空の神殿というか、風の神殿というか、そんな言葉が似合いそうな風景だ。
 
セラ寺の壁画
  セラ寺の一角に描かれていた壁画。仁王様?
  チベットじゃあ自然がモノトーンなせいか、寺の中は極彩色。
 
マニ車
  セラ寺の一角に置かれていたマニ車。コイツは筒の表面にお経が彫られていて、廻す度にそのありがたいお経が読まれたことになるという、有難いアイテム。チベタンはコイツを「オム・マニ・ペメ・フム」と唱えながら廻す。
  考えてみればこのページをご覧のあなたのPCの中では、既に写真のマニ車が電子的にハードディスクの中にプリントされていることになる。手回しの何百倍って速さで思い切り廻ってることになる訳で、何かご利益がある・・・かも知れない
 
ラサの町並み
  ポタラ宮のてっぺんから見たラサ市街。山が近いのがよくわかる。ちょっと上がれば標高4千メートル。雪が当然のように積もってる。
 
シガツェのバザール
  ラサから7,8時間かかってチベット第2の都市、シガツェに到着した。標高はラサよりやや高く3900メートル。
  たどり着いたのは昨日の8時ごろ、クルマから眺める高原の夕暮れは幻想的というか、この世のものではないような光景。高度が高くて空気が薄いせいか、それほど空は赤く染まらない。ただ蒼く、暗くなっていく中を、わがトヨタ・ランドクルーザは砂埃を巻き上げて走る走る。
  写真は翌日の宿のそばのバザール。火打ち道具らしきものを80元に値切って買う。コレを描いてる手元にソレはあるが、なんだかとても手垢のニオイがきつい。因みに言い値は300元だった。
  さあ、高山病対策の水を大量に買い込んで、ネパールに向けて出発だ。
 
山と緑
  シガツェの街を出てから30分といったところ、典型的なチベットの風景。日本人の感覚からすれば土がむき出しの山は「破壊された森」という印象を受けるが、ここではこれが当たり前の風景。それだけに麓のオアシスの緑が印象的。
 
タシデレ〜
  ティンリの街を出て30分ほど走ったところで出会ったチベタン美女。背中のかごには何か動物の毛皮が入っていた。こんなところでも(逆もまた真なり?)人々の普通の暮らしってやつが営まれていることに感動。笑顔がステキですね。
 
タン・ラ峠から見たヒマラヤ連峰
  中尼公路タン・ラ峠(標高5050m)から見たヒマラヤ連峰と、それを背景にしたタルチョ群。
  チベットでは峠には必ずといっていいほどこんな風にタルチョがはためいている。コイツは一枚一枚にお経が印刷されていて、これが風にたなびく度にありがたいお経が読まれたことになるという、大変有難いアイテム。さらには風に乗って、有難い仏様の教えが世界中に広まってゆくという効果もあると言うから恐るべし。
  この風景を目の当たりにして僕もたまらずクルマから飛び出し、何事か叫びながら写真を撮る。だが辺りはすごい強風でオマケに思い切り寒く(多分零下5度ぐらい)、後から見たらVGAサイズで撮ってしまっていた(涙)。
  しかしまあ、エライ所行ってきたんだなあと、自宅のPCで写真見ながら改めて思う。
 
ネパールへの道
  ニャラムの街を過ぎると、高度が一気に下がって森林限界を超えるため、周囲の風景は一変する。山肌は緑で覆われ、空は曇りがちとなり、国境の町、樟木(ジャンム)じゃあ土砂降りの雷雨となる。
  そんな中を僕たちを乗せたランクルは、ヒマラヤの雪解け水がその山脈自身に刻んだ深い谷を辿って、ネパールに向けて進んでいく。いずれこの流れが、ガンガとなってインドの地を流れるのだ。
 
ネパール篇

タトバニ温泉
  ジャンムからネパール側国境の町、コダリに入った。イミグレで厳ついおっさんに入国スタンプを「がちゃん」と押してもらい、パスポートがまた賑やかになった。
  イミグレのゲートを出ると、お決まりのように現れるヤミ両替商にかけあって、手持ちの中国元を500元ほど両替する。他に適当な両替屋が見当たらず、他の旅人もここで両替することになったオカゲで、当のオヤジはほくほく顔だ。
  カトマンズはここからまだ遠いので、今日はコダリからバスで10分ほどのタトバニという温泉街で泊ることにした。因みに「タトバニ」とはネパール語で「熱い水」を意味するらしい。
  宿は川べりの小さな部屋。屋根を叩く雨の音と、川を流れる水の音をBGMにしながら、見知らぬ土地での夜は更けてゆき、オレのアタマはそのままずぶずぶと深い眠りに落ちてゆくのだ。
 
行者
  タトバニのバス停でバスを待っていたヒンドゥーの行者。写真を撮っていいか尋ねたら、快くOKが出た。ウレシイ。
 
はい、ポーズ
  バス停の近所で遊んでいた近所の少女。カワイイ。ってオレはロリコンじゃねーぞ。
 
水神さま?
  水汲み場に祭ってあった祭壇。水神様かな?いちおうお祈りしておこう。
 

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