エールの気まぐれな空を見上げて
(ヨーロッパ右往左往)

 
 
 
アルスターの空
  ベルファスト近郊で撮った、比較的機嫌がいいときのアルスターの空。ついさっきまでは、冷たい雨と風の吹く嵐だったのが嘘のようだ。
 
Save Our Ship
  道中海べり、川べりではこの標識を頻繁に見かけた。遊泳禁止マークらしい。後ろに止まっているのが今回の旅のわが足、フォード・モンデオ号
  フォード車は去年のアメリカに続いて2回目。何となくエンジンがごろごろ言う気がするのは気のせいか。
 
海鳴りの浜辺を
  
 
巨人のオルガン
  ジャイアンツ・コースウェイにある『巨人のオルガン』。伝説によれば年に2回、演奏される日が決まっているらしいが、この日は北大西洋から吹き付ける強烈な風のおかげか、体に響く重低音を響かせていた。
 
押し寄せる雲
  北大西洋方面から押し寄せる雲の群れ。これが頭上にやってくると、台風かと見まがうような嵐になる。しかも雨風は春というのに冷たい。
 
エニスキレンのB&B
  午後8時をまわっても宿が決まらず、北アイルランドの小さな町、エニスキレンで何とか見つけたB&Bに飛び込む。案内された部屋は写真のようなかわいい部屋。こんなところに俺のようなむさくるしいのが泊まっていいのか?
 
こんにちは
  ゴールウェイへの移動中、路側帯に車を止めて休んでいると、こいつが鼻を鳴らしながら近づいてきた。
  何を語ろうとしているのであろうか。「誰だおまえ」「何かくれ」といったところであろうか。

 
エール・スクエア
  ゴールウェイの街にある大型ショッピングセンター"eyre square"。外は冷たい雨風だが、中は暖かでほっとする。建物の中に古い遺跡が保存してあり、ちょっとした博物館みたいで面白い。

 
アラン諸島
  モハーの断崖から見たアラン諸島。「とびきり可笑しなアイルランド百科」という本によれば、この島々は実は手の込んだ人工島で、毎年観光シーズンが終わるや否やゴールウェイまで巻き戻され、作業員が総出で岩場をごつごつした感じに仕上げているらしい。
 
オブライエン塔
  断崖の先っぽにぽつりと一つ建つ、小さな建物がオブライエン塔である。昔この辺の領主だった男が建てさせたものらしい。
 
オブライエン塔
  で、そばで見ると、こんな建物。
 
巨人のテーブル
  バレン高原という石だらけの高原に、ぽつりとたたずんでいる「巨人のテーブル」。こういう巨石遺構を一般に「ドルメン」と言うらしい。それほど手が込んでいないだけに、誰かが面白半分にクレーンでひょいと吊り上げて作ってしまったもののように見えてしまうが、考えてみるとこの場所に車両の乗り入れは困難である。してみるとやはり先人の誰かが、手間をかけて人手で作ったものなのであろう。
  山らしい山が一つもなく、そのせいで大西洋を渡る強風をまともに食らうためか、木らしい木も育たぬこの土地にあって、厳しい風雨を避け、暖かい部屋を与えてくれる石への信仰というのは、わかるような気がする。
 
ダブリンにて
  レンタカーのオフィスを探して1時間ほど道に迷うが、どうにかたどり着いてモンデオ号を無事チェックインする。
  その日はテンプルバー近くのホテルに泊まり、サーモンステーキとギネスで乾杯。そばを流れているリフィ川べりのウッドデッキで、暮れてゆくエールの気まぐれな空を見上げながらしばらく過ごす。
  写真は翌朝のダブリンの街。なぜかこの街には銅像が多い。
 
 

 
ライム・ストリート駅
  ダブリンから船(SEA CAT)に乗って、たどり着いたよリバプール。
  写真は夕陽に映える、リバプール・ライムストリート駅。ここはマージー・ビート発祥の地。何となくどこからか"Penny Lane"とか聴こえてきそう。そういえば、ペニー・レインの「レイン」はてっきり「雨」のレインかと思っていたのだが、実際は「バスレーン」の「レーン(○○通り)」だったとは、つい最近知った話。

 
ライム・ストリート駅コンコース
  ライムストリート駅コンコース。白、黒、赤の配色が印象的だ。ここからInterCityに乗って、一路ロンドンを目指すのだ。

 
タワー・ブリッジ
  歌では「ロンドン橋落ちた」と歌われるが、実際に落ちるのはタワーブリッジなのだ。

 
ストーン・ヘンジ
  ウォータールー駅からBRに乗ってソールズベリへ、そこからバスに乗り換えて30分ほどでストーンヘンジに着く。あたりは何も無いなだらかな丘の続く、典型的な英国の風景である。
  解説機には日本語のものが用意されているので、これを片手に遺跡をぐるりと一周する。説明を聞きながら、この遺跡の天文台というか、季節時計としての機能に感心する。しかしそれにしても・・・寒い!

 
凱旋門
  言わずと知れたパリの名所。そういえば、そんなタイトルのE.バーグマン主演映画があった。

 
新・凱旋門
  凱旋門から見た、新・凱旋門”グランド・アルシュ”

 
陽のあたる場所
  曇天の中にあって、スポットライトで照らしたように陽があたっているのが、モンパルナスの丘。

 
エッフェル塔登り口
  展望台への登り口。ここから階段をえっちらおっちら上って約100メートルの第一展望台へ

 
ルーブル中庭
  ルーブル美術館中庭(中庭といってもいろいろあるのだが)。歩き疲れてへたり込んでいる人々の姿が見える。かくいう私も足が棒になった。

 
ガラスのピラミッド
  ルーブル美術館出入り口。通称ガラスのピラミッド。入場券売り場は長蛇の列。カルト・ミュゼを買っておいて正解だ。

 
ケルン中央駅
  外観は歴史を感じさせるガレリアをまとっているが、中身は近代的でデザインも垢抜けている。
  到着するとすぐに切符売り場で明日のフランクフルトFlugHafen行きICEのチケットを買う。窓口担当は「予約しなくても大丈夫」と言っていたようだが、とにかく予約券を発行してもらい、「これでよし」。
 
ライン河畔にて
  たらふく夕飯を食ってビールを飲んだ後、ライン河畔で河を上り下りする船を眺めて過ごす。
  翌日はしっかり遊覧船にのってライン遊覧を楽しみました。ついでにドイツ人にならって昼間からビールを飲んでしまいました。ああウマかった。

 
夕暮れのケルン大聖堂
  ライン河畔から眺めた夕暮れのケルン大聖堂。横ではバイオリンの路上演奏中。今日がこの旅最後の夜だ。

Back To Tour Index

Back To Mainpage