ブレラン。いわずと知れたブレラン。監督はそんなもん言われんでも知ってるわなのリドリー・スコット、原作もまた然りのPKD。原作に忠実に作ろうとして、かえって原作の芯をぶち壊してしまう映画が多い中、これは映画として見てもすばらしい出来になっているのがうれしい。まあ大体PKDの場合、原作に忠実になんつってももともとが訳わからんからなあ。
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幕末太陽傳 19857年日活 川島雄三 |
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攻殻機動隊 1995年 講談社=バンダイビュジュアル=MANGA ENTERTAINMENT 押井守 |
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| かのMATRIXにも影響を与えたという、ジャパニメーションの一つの到達点。押井守のセンス溢れる傑作。
ラスト間際で聞かれる、「童のときは語ることも童のごとく、思うことも童のごとく、論ずることも童のごとくなりしが、人と成りては童のことを棄てたり」は個人的にとても思い入れの深い言葉だが、出典は新約聖書「コリント人の信徒への手紙」から。ううむ、やっぱり聖書はあなどれんなあ。
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未来世紀ブラジル 1985年イギリス、アメリカ テリー・ギリアム |
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| テリー・ギリアムといえばモンティ・パイソン
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ニキータ 1990年フランス リュック・ベッソン |
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マイ・フェア・レディ 1964年アメリカ ジョージ・キューカー |
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ロンドンのコベント・ガーデンという市場で冴えない花売りをしていたイライザという娘が、どういう訳か海外巡業中の船越英二に演歌の素質を見出され、スター街道を駆け足で昇ってゆく様子を熱いタッチで描く。恐らくはロンドン塔のブラッディ・タワー内部かと思われるような薄暗い部屋で、蝋燭の炎を目の前に翳して演歌の発声練習をする様子は、一時の小林明子を思い出させ、涙を誘う。
激しい練習の甲斐あって、名曲「スペインでは主に平野に雨が降る」をマスターしたイライザは、園田競馬場でトランシルベニア女王を招いて開かれた演歌の花道大会に優勝し、一躍世間の脚光を浴びる。しかし飲んだくれの父親が優勝賞金を掠め取ろうと企んだ謀略のあおりを食って、師匠である船越英二は衛兵に首をはねられ、志半ばにして倒れてしまう。
涙に暮れるイライザを目の前にして、師匠は最期の力を振り絞ってこう言う、「イライザ、エースを狙え!」
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カサブランカ 1942年 アメリカ マイケル・カーティス |
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| センス溢れる名作。ハンフリー・ボガードとイングリッド・バーグマンという組み合わせもまた素晴らしい。劇中バーグマンが飲んでるシャンパンは「ヴーヴ・クリコ」だそうです。ある人に教えてもらいました。バーグマンがそう言っているのですが、字幕では「シャンパンを・・」としか書いていないのでわかりません。
途中黒人のピアニストが弾く曲は"As the Times Go By"です。これもまた名曲です。
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