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フィフス・エレメント 1996年フランス・アメリカ リュック・ベッソン |
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リュック・ベッソンの映画に時々出てくる悪ノリシーンをそのまま止めずにほったらかしにして、とうとう映画にしてしまったという感じの作品。そのシナリオの爆走ぶりが心地よく、時折ツボにはまって大爆笑。ラストが安易という人もいるが、一体この作品に何を期待しとるんじゃー。
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大脱走 1963年アメリカ ジョン・スタージェス |
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| いわずと知れた脱獄モノの傑作。チャールズ・ブロンソンの顔を見て思い浮かぶのはやっぱり「ウ〜ン、マンダム」。
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穴 1973年アメリカ=フランス ジャック・ベッケル |
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これもまた脱獄モノ。トンネルを掘って脱出ってとこも似ている。床のコンクリートをはがす場面ではバールで床を思い切りガンガンやっているので、大丈夫かなと心配になる。しかしこの監督の真骨頂はやっぱりあのラストシーンでしょうね。
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現金に体を張れ 1956年アメリカ スタンリー・キューブリック |
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「現金」は「げんなま」と読みます。私も最初は「げんきん」と読んで切符を買ってしまい、少し恥ずかしい思いをしました。この作品は「犯罪アクション」といった分類をされると思いますが、キューブリック監督作品の幅の広さには驚くばかりです。しかも各作品はその分野での代表作の一つになってしまっているという状態で、恐らく幅と深さを掛けた「映画面積」ではこの人が群を抜いているのではないでしょうか。どこかで読んだ話では、ある有名監督をして「我々はキューブリックを真似たが、キューブリックは誰も真似なかった」と言わしめたそうです。ううむ、まさに巨匠というほかありません。
肝心の作品の感想を忘れていましたが、そうですね、とりあえず空港のチェックインカウンターで荷物を預けるときは、ちゃんとトランクに鍵がかかっていることを確認しましょう。 |
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新幹線大爆破 1975年東映 佐藤純弥 |
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日本が世界に誇る輸送機関、新幹線を舞台にした作品。7月公開となっているので、博多開業直後ですね。撮影は営業開始後かな。脱出シーンなんかは開業前試運転にかこつけて撮っていそう。 昔見たときは単純に手に汗握る展開に夢中になったのですが、改めて見直すと、新幹線総局長の宇津井健に激しく感情移入してしまいました。年をとったせいかなあ・・・
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ラヂオの時間 1997年フジテレビ、東宝 三谷幸喜 |
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掛け値なしに面白い。シーンはほとんどスタジオから動くことは無いのだが、下手なアクション映画よりはスリル満点。5分に一回は観客の笑いで場内がどよめく、そんな作品。
生放送のラジオドラマ。個性的でわがままな俳優によって、臨機応変に変更されてしまうシナリオ。そのつじつま合わせに必至になって東奔西走するプロデューサー。公募で当選した主婦の脚本家、スポンサーの都合などが複雑にからみあい、やがてドラマは普通のメロドラマからシュールといっても過言ではない、過激な内容へと変貌してゆく。
エンドロールのBGMに流れる布施明の歌もまた素晴らしい。「千本のっこが笑ってくれれば、僕はそれで満足さ・・・」 本編を見た後でこの歌を聞くと、爆笑は必至だ。注意せよ。
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俺たちに明日はない 1967年アメリカ アーサー・ベン |
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二人とももう行き詰ってしまって先には破滅しかないような状態なのに、なぜか妙に明るい。
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グロリア 1980年アメリカ ジョン・カサベテス
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いやあ、カッコイイですねえ、ジーナ・ローランズ。98年頃「ミルドレッド」って作品で普通のおばさん演じていたのを観たことがありますが、何というかほとんど変わってませんね、あの雰囲気。
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バウンド 1996年アメリカ アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー |
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ウォッシャウスキー兄弟は本作品が監督デビュー作だそうだ。って書いている今調べたらかの"MATRIX"ってウォッシャウスキー兄弟作品なのですね。知らなかった。
展開もスリル満点で面白いのですが、色使いも鮮やかです。
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