Cinema2
感情移入が激しかった

レオン 1994年アメリカ リュック・ベッソン
  私はこの作品を神戸の西灘劇場という、随分うらぶれた映画館で観た。観終わった時のあの感覚は忘れられない。水道筋商店街もまるでニューヨークの2番街あたりの裏道になったような、そんな感じと言えばいいか。まあ後年実際にその道を歩いてみたら、それはそれで違ってはいたのだけれど。
  「グロリアのパクリ」という陰口も聞かれるがええいだまれだまれ。生きるのがひどく不器用な男が命に目的を見出し、そのために笑って死んでいく。いいではないか。美しいではないか。
  という訳で(どんな訳だ)私はこの映画が好きだ。よし、じゃあ、ちょっとスーパーに行って牛乳買ってくるか。
 
HANA-BI 1998年 オフィス北野 北野武
  
 
パピヨン 1973年アメリカ=フランス フランクリン・J・シャフナー
  椰子殻を麻袋につめただけという粗末な浮きだけを頼りに、自由を求めて大海原へと船出してゆくパピヨン。何度見ても目頭が熱くなる、魂を揺さぶられるラストシーンだ。

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